先日は、オーストラリアのQueenland大学より、腰痛や体幹筋機能研究の世界的権威であるPaul Hodges教授をお迎えし、「体幹筋機能と下肢障害」をテーマにご講演をいただきました。体幹筋機能と下肢障害の関連について最新の研究結果を交えたお話しを聴くことができました。
先日、第8回体幹筋機能研究会として野球肘の発生メカニズムと予防対策を考えるシンポジウムが行われました。理想的なフォームとしては、いわゆるシングルプレーン上で両肩・肘のラインを、股関節・胸椎・胸郭を用いて回旋させ、肘の内反トルクを減らすこと。また骨盤より上は各関節の受動的運動を関節周囲筋の遠心性収縮で制御し、釣り竿のようにしなやかに、前腕を振りだすことが示されました。
先日、京都の国際腰椎学会ISSLSに我々の研究室から4名が参加しました。3つのISSLS prize受賞論文はそれぞれ、体幹筋量の重要性、エクササイズが多裂筋の萎縮線維化に与える影響、手術前後の身体機能評価でした。学会に留まらず、京都大学に訪問させて頂いたり、アウティングやバンケットでいろいろな研究者や先生方と話したり、ポスターでディスカッションできたりと充実した学会でした。